なっふぃーの「成人女性アスペルガーですが、何か?」

「成人女性アスペルガー」の「なっふぃー」が、「普通の人と違う」ノーミソを持った「アスペルガー」という謎の生物について解説するブログです。

なっふぃーが『発達障害外来』に行き着くまで

はい、こんにちは。なっふぃーです。

ちょっと、私が『アスペルガー認定』を受けるまで、とか、そういうのを書いていきたいと思います。

「営業妨害なんちゃら」とかになってしまうと面倒なので、病院名や主治医の名前は明かせませんが、ツラツラ書いた文章の中で、少しでも参考になるところがあれば、と思っています。

(もし、「何か引っかかる」「自分も同じ症状で悩んでいる」「自分もその病院に行きたい」等のご要望(?)があれば、コメント欄からメッセージ下さいな。)

 

 

まず、ざっくり、この文章で書きたいことは

 

  1. はじめにかかっていた心療内科では、統合失調症の診断が下りていた
  2. その心療内科で、原因不明の呼吸器系の症状が???
  3. 転院先で、それが「ジスキネジア(※)の一種」だと判り、治すことができた
  4. 転院先の2番目の主治医から、2017年、「9割方アスペルガー」との診断が下りた
  5. 2番目の主治医が退職されて、次の主治医をたらい回しにされ、嫌になったので、某有名な病院の「発達障害専門外来」の初診予約を頑張って取った。
  6. 初診での、両親からのヒアリング、知能テストから、正式に「アスペルガー発達障害ASD)」という診断が下りた。

(※ジスキネジア…長期の向精神薬の服用や過剰投与などの影響で、本人の意思に関係なく、体の一部が変な風に動いてしまう病気。普通は、悪さをしているお薬をちょっとずつ減らして症状をなくす。主な症状として、「口がモグモグ」動いてしまったりする)(説明が大雑把過ぎてごめんなさい)

 

 

…うん。

5番くらいまで、普通に要らないよな…。

でも、このブログは私の防備録でもあるので、書かせて下さい!www

ひょっとしたら、私と同じ悩みを持つ方がいらっしゃるかもしれないので。

あと、これから先、発達障害外来に相談しに行く時に、お役に立てる情報を提供出来るかもしれないし🥺💦!

 

はい、では行きます!

 

1と2…これは、まだ「発達障害」というモノが世間で広まっておらず、私が統合失調症と認定されていた頃のお話ですね。

(「アスペルガー」と「統合失調症」の症状は、どうやら似ているらしいよ。←あくまでなっふぃー調べです。もし間違ってたら、コメント欄に突っ込み入れて下さい…)

 

最初にかかった心療内科では、通ううちに、お薬がどんどん増え、仕舞いには「おくしゅり数種類+特定のおくしゅりの月2回の筋肉注射(お尻に太い針でブスッとお薬を注射するヤツ)」+そのおくしゅりの液体のバージョンの服用…。

そして、「液体の薬もちゃんと飲んでますよ!」と、ある日主治医に言ったら、

 

主治医「は?液体の薬は頓服だけど?」

なっふぃー「いや、お薬手帳に書いてあるじゃないですか、液体の薬も1日3回7日分って。ほら、お薬手帳見て下さいよ」

主治医「いや、液体の薬は頓服だから!」

5分ほど、このやりとりをしても埒があかず。

 

…そうこうしているうちに、変な症状が起こり始めたんですよ。

 

喉や鼻が、呼吸をする度にブーブー鳴って、周囲に音が漏れるわ、頭蓋骨の中に音が響いて、一睡も出来ないわ、の、謎の症状。

なにこれ。

(因みに、眠れない夜を10数回ほど繰り返して、私が編み出した「呼吸の音がうるさくても眠れる方法」は、「呼吸の音が鳴らないように、深呼吸しながら寝る」でした)

 

そして、その症状に対しても、心療内科の主治医、

「耳鼻科の領域だから、耳鼻科に行ってくれ」

などと言うんですが、

2件ほど耳鼻科に行ったけどどちらもめっちゃ塩対応、

「異常は見当たりませんけど?」「心療内科の先生にもう一度相談されてみては?」

の一言で、つまみ出されました。

(医者って、自分の専門分野以外では、「ボクちゃんしーらない」で済ますもんなんですね…医師免許、更新制にすれば良いのに…)

 

で、埒があかなくなって、転院した先の病院で、主治医も私も、付き添いで来てくれてた旦那もなんとなく、

 

「あーこれ…薬の過剰投与ね…つまりこれはある種の『ジスキネジア』だよね…」

(ジスキネジアに関しては,文章の最初の方に書いてあるので、お手数ですが画面をスクロールして下さい😖)


と判り、過剰投与されていたおくしゅりを少しずつ減らしていき、喉や鼻は鳴らなくなりました。

 

で、そのときの主治医がお辞めになって、次の主治医に「9割方アスペルガー」との診断を頂きました。

(転院してすぐに受けたWAIS-3(知能テストの一種)と、最初の主治医からの申し送りで判断されたそうです)

 

で、ここからが肝心なのかもしれないけど、「発達障害に強い医師がいる」という触れ込みだけの病院は、その医師がお辞めになった際、代わりがいなくて、「タダの発達障害に詳しくない医師の集団」に成り下がってしまいます…。

(なぜそう言えるかは、私も、「9割方アスペルガー」との診断をして、手厚く面倒を見て下さった、2番目の主治医がお辞めになり、次の主治医をたらい回しにされたり、散々だったからです…。)

 

で、次に目星をつけていた病院の、初診予約ダイヤルに、旦那にも手伝って貰って(コロナ禍でテレワークだったので)、何回も何回も電話をかけて、やっと、その病院の予約が取れました。良かった…。

 

予約ダイヤルに出た方に、初診時に持参するモノをいくつか挙げられました。

  1. 保険証
  2. 今の病院の紹介状
  3. 小学校時代の通知表
  4. 母子手帳
  5. 養育者(つまり親)のどちらかまたは両親

小学校の通知表は、多分、成績よりも、当時の担任の教師が書いた所見が見たいのだと思います。

そして、母子手帳は、「生後何ヶ月で首が座った」とか「何ヶ月で喋った」とか、そういうことが知りたいのだと思いますが、私が生まれた時代の母子手帳、そういうところまで、お医者さんが細かく記載して無かった…。

 

で、初診に両親を連れて、病院に行って、両親からの、小さい頃の私のヒアリングをしてもらいました。

(因みに通知表は、主治医曰く「成績は良かったけど素行(?)や協調性、集団生活の過ごし方がボロクソ書かれてる」でした…ヒドス…(´`))

 

そして、次の月にWAIS-3とADOS(ブロックやヒモや羽根だのの小道具を使って物語を作る、字の無い絵本を使って即興で物語を作る、などの様子を録画して解析するテスト)を受け、

1ヶ月後に下りた診断は…。

 

主治医「そうですね、かなり自閉が入ってますね…。」

 

ですって、ウケるwww

(多分、母親が言っていた、お絵かき帳を1日1冊使っちまうほどお絵描きが好きだった、とか、お気に入りのジャンパースカートを毎日着たがる、とか、その辺の「好きなモノに対する異常な執着」から、自閉みが強いと診断されたのかなぁ…)

 

取り敢えず、私、無事に「アスペルガー(自閉スペクトラム)認定」されました!

 

よーし、これから「世間と折り合いをつける」ぞー!協調性を身につけるぞー!

…とは、一朝一夕にはなりませんよ…なんせ、生まれつきノーミソのOSがフツーの人と違うんだから…。勿論、アスペルガーを免罪符にしてやりたい放題しても良い、って訳でも無いんですけどね。

 

では、次の記事では、私がどんな投薬をされているか、どんな治療方針か、等を書きますね。

 

じゃあの!